最悪の事態を想定して

マレーシアでは新型コロナウイルスの感染症例が横ばい状態から急激に増えたため、全国の病院は次々と緊急事態に突入した。医療スタッフは皆、最悪の事態を想定しているが、先ず直面したのは防護設備の不足だった。 マレーシアの慈済ボランティアは善念を結集して、新型コロナウイルスが拡散しないよう祈りを始めていたが、まさかウイルスが徐々にマレーシアに近づいてきていたとは誰も考えていなかった。三月初め、衛生総指揮者であるヌオシーシャンさんは、マレーシアは既に感染症の第二波に入っていると公表した。毎日、ウイルスの感染者が凄まじい勢いで増え続けた。マレーシア各地の病院は相次いで緊急事態に突入し、医療スタッフは最悪の事態を想定して、ベストを尽くして戦いに備えなければならなかった。 慈済クダ支部の荘菀佳副執行長は、クダ州中央病院の腎臓専門医で、新型コロナウイルス防疫チームの対策員でもある。彼女の任務は医療用品を充分に確保することで、その任務で一つだけ要求されるのは使命を間違いなく果たすことである。